オープンモーションネットワークMECHATROLINKを推進しているMECHATROLINK協会の会員数が、2012年3月末時点で1000社の大台を突破した。
05年10月に124社で設立したが、その後6年半で8倍に増加したことになる。
地区別の会員数は、日本が42%、中国が26%、韓国が20%、欧州と米国が各6%となっており、最近は中国、韓国、台湾、日本の4カ国からの入会が増加している。とくに中国は260社とここ数年で急速に普及が進んでおり、モーション機能を特徴とするオープンネットワークとしては、アジア地区最大の会員数のネットワーク団体となっている。
MECHATROLINKは、通信規格で普及型のMECHATROLINK―IIと、Ethernetの物理層を採用した高速型のMECHATROLINK―IIIの2つを推進しているが、中でもMECHATROLINK―IIIは、最速31・25μsecからの通信に対応可能で、超高速なアプリケーションにも対応できる。
同協会では、今後さらに普及を加速させ、14年度末までに会員数2000社獲得に向けて活動を継続する計画。