制御機器専門メーカーのキムラ電機(東京都品川区西五反田7―9―5、TEL03―3492―8511、藤岡康太郎社長)は2013年2月期売上高計画を前期比6%増に設定、主力の端子台、集合表示灯の新製品である省配線ターミナル、スタッド端子台、デジタル表示器の拡販に取り組む方針である。このほど開催の第37回関東キムデン会総会=写真=で藤岡社長が語った。
12年2月期の売り上げは、前期比5%増加した。端子台が8%増、集合表示灯が7・4%増と主力製品が売り上げ増加に貢献した。同社は電力関係向けへのウエイトが高いが、東日本大震災後の復旧需要などに対して納期対策が功を奏した。また、原子力向けカスタム品も伸びた。
今年度上期は、円高、欧州債務危機などの要因により厳しい状況が続くが、下期にかけて需要増加を見込んでいる。日本電気制御機器工業会の制御専用機器出荷予測は96・9%と前期比で減少となっているが、同社は主力の端子台、集合表示灯の売り上げ増加を図る。
とくに、新製品のデジタル表示器OMLシリーズ、省配線ターミナルWS―TD32M□形、スタッド端子台TSHシリーズが、昨年開催のシステムコントロールフェアで好評であったことから、積極的に拡販していく。