音羽電機工業(兵庫県尼崎市名神町3―7―18、TEL06―6429―3541、吉田修社長)は、雷サージの大きさや日時データを記録し、SPD(サージ防護デバイス)の動作状況を見える化する「雷レコーダ」=写真=を発売した。
雷レコーダは太陽光システム専用SPDなど、SPDの動作状況を把握し、SPDの接地線に流れたサージ電流レベルや日時などのデータを、雷レコーダ内蔵のSDカードに記録する装置。
従来の雷サージ侵入の有無を把握する製品とは異なり、SPDに接続することで詳細な劣化日時を記録・表示・出力することが可能である。さらに、電池駆動なので停電時でも使用できる。
こうした機能により、雷被害要因の特定や事故原因の調査、新たな雷サージ対策の検討、SPDや設備のメンテナンスの効率化、雷被害時の保険適用の証明など、多種多様な目的で使用できるとともに、SPD動作の見える化が可能となる。
記録・表示内容は、サージ電流レベルと日時、接点入力と日時。検出電流(8/20μs)100A以上。SDカードにテキストデータで最大記録数999回記録できる。電源は、単4形アルカリ乾電池4本。
なお、雷レコーダは5月30日から3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催される「JECA FAIR2012(第60回電設工業展)」の製品コンクールに出展される。