コグネックスFAとの接続性高める小型画像処理システム発売三菱との連携製品第3弾

コグネックス(東京都文京区本駒込2―28―8、TEL03―5977―5409、島清史社長)は、三菱電機との連携製品第3弾として、高精度・高速処理能力を持つプロセッサとカメラ一体型でIP67適合のオールインワンタイプ小型画像処理システム「In―Sight EZ―700シリーズ」を発売した。三菱電機シーケンサ全シリーズのほか、ACサーボなどFA機器との接続性を高めている。製品構成は48万画素(毎秒102枚)3機種、130万画素(同60枚)1機種。本体価格は27万5000円から。

新製品のIn―Sight EZ―700シリーズは、2009年3月の同EZ―100、10年3月発売の同EZ―100カラーに続く三菱電機連携第3弾。

三菱電機シーケンサQ・Lシリーズ、マイクロシーケンサFXシリーズをサポートし、さらに三菱電機プログラマブル表示器、ACサーボモータ、モーションコントローラ、ロボットなどのFA機器との接続性、親和性を高めている。

三菱電機シーケンサを含むFA機器とは(1)イーサネットだけでシステム接続(2)通信ラダー開発不要(3)表示器への画面開発不要(4)コントローラと直接通信が可能になり生産システムの設計と立ち上げ期間を大幅に短縮できる。

本体は、電機・電子、自動車・部品、食品・食料、一般消費財など幅広い分野での使用を想定し保護構造IP67適合である。外部照明用端子を装備しており、オプションのIP67適合照明と一緒に使用することで画像処理システム全体の耐環境性がより一層高まる。

また、同社特許のサーチツールPatMaxを標準搭載、確実に対象モデルを探し位置決めや検査・測長などの画像処理が行える。演算能力も最高12倍速と高速である。

さらに、文字認識/文字照合も素早く正確に読み取れる機能を新たに搭載。新開発のツールOCRMaxにより製造番号などの自動認識が可能である。

従来シリーズ同様にバーコード、2次元コード読み取りIDMaxも装備している。画像処理は特別なトレーニングなしで簡単に使用できるのも特徴である。

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