日本プロフィバス協会(元吉伸一会長)によると、フィールドバスPROFIBUSの累計出荷ノード数が2011年末、世界で4010万台に達した。
また、Ethernet・PROFINETも430万台になり、普及速度はPROFIBUSを上回る。
Ethernet・PROFINETは1989年に完成したオープンネットワーク技術。03年の年間出荷ノード数は200万台であったが、09年310万台、10年には400万台を超えて420万台、11年は450万台に達し、累計で4010万台になった。
Ethernet・PROFINETは、11年の年間出荷ノード数が前年比44%増の130万台に急増し累計で430万台に達している。成長のスピードはPROFIBUSを上回っているが、これは工場にEthernet技術を導入しIT技術を活用することで新たな価値を付加する製造業が多くなっているためという。
今回、特定アプリケーション向けノード数も発表した。
プロセス産業向けPROFIBUSは680万台。安全用アプリケーションに使用されるPROFIsafeは、11年40万台(前年比33%増)が出荷され累計155万台となった。
国別では中国、東南アジア、インド、中近東、南アフリカ、ブラジルが伸長している。
なお、国際プロフィバス&プロフィネット協会は日本プロフィバス協会を含め27カ国に支部を設置し、会員数は1400社。うち、日本は92社となっている。