東京都電機卸商業協同組合(TEP、廣瀬芳重理事長)は、第63回通常総会を全国家電会館で11日開催した。(1面参照)
総会には、137社の組合員のうち委任状も含め87社が出席した。
総会は、廣瀬理事長を議長に選出して進められ、2011年度(平成23年度)事業報告および決算報告、12年度(平成24年度)事業計画および収支予算などを審議・承認した。
冒頭、廣瀬理事長は「最近の動きは目先のことだけを追い、将来の大きなことについて考えられていない気がする。物事の見方もまっすぐだけでなく、左右、上下、斜めなど色々な角度から行うことが今こそ求められていると思う。大きく、遠くを見て将来を考えていくようにしないと、今後の5年、10年先が心配である。多少妥協しながらでも、物事を進めていく必要があるのではないだろうか」とあいさつした。
総会では、堀内覚副理事長が市況・事業概況およびその他事業の報告、流通近代化委員会活動を川鍋季明委員長が、教育情報委員会活動を浜田昭博委員長が、組織委員会活動を藤原幹人委員長が、労務委員会活動を藤巻伴英委員長が、青年委員会活動を藤木正則委員長が、それぞれ報告を行い、さらに12年度の活動計画も発表された。
12年度活動計画の中では、流通の海外進出セミナーの開催、青年部会の見学会開催などが新たな取り組みとして予定されている。
また、藤木正則会計理事から決算・予算の報告がなされ、伊佐野勝利監査役が監査結果を報告した。
今回は役員の改選も行われ、廣瀬理事長の後任に、堀内覚副理事長を、岩田善行副理事長の後任に藤巻伴英理事と浜田昭博理事を選出したほか、理事30人、監事2人も決めた。総会終了後、永年勤続表彰として、勤続30年以上4社12人、20年以上7社15人、10年以上6社16人に、堀内新理事長から表彰状と記念品が授与された。