因幡電機産業は、業界で初めてBluetooth対応の天井埋め込み型スピーカーを開発。8月から住宅メーカーやマンションなどに向け販売を開始する。スマートフォンの音楽をBluetoothで天井スピーカーへ送信するもので、設備充実を訴求するアイテムとしてホテルなどへの販売も行う。
iPhoneやAndroid携帯の普及に伴い、音楽をダウンロードし聴くスタイルが主流になりつつある。さらに室内ではこれらの機器を対応スピーカーに接続し、ヘッドフォンなしで聴くユーザーも増えている。
新製品は、Bluetooth機能搭載のスマートフォンや携帯音楽プレーヤーの音楽を、ワイヤレスで再生できる天井埋め込み型スピーカーで、同社では自社ブランド「アバニアクト」として発売する。
インテリアを邪魔しない落ち着いたデザインで、スマートフォンの場合は、音楽を流しながらほかのアプリケーションを使用することも可能。
本体スピーカーに無線通信部・制御部・電源部などを一体化した独自のシンプル設計(特許出願中)で、天井埋め込み型ながら設置・施工が容易である。
再生は、リモコンによりステレオ方式とダイオティック方式の切り替えが可能。ダイオティック方式は部屋中で均等な音質で聴くことができ、状況に応じた最適な音質を実現。
小型スピーカーながら最大出力は1・5W×2。本体スピーカーを含め、最大4つまでスピーカーの増設が可能で、高音質なサウンドを実現する。
同社では、住宅メーカーのほか、設備充実を訴求するアイテムとして、ホテルやマンションなどへの販売も行っていく。