サンワテクノスの2012年3月期連結決算は、売上高897億600万円で対前期比5・2%増、営業利益32億8900万円で同18・2%増、経常利益34億300万円で同18・3%増、当期純利益19億7500万円で同16・5%増となった。
部門別売上高は、電機が244億9500万円で同3・7%増、電子が569億500万円で同3・9%増、機械が83億600万円で同21・0%増。
電機は、半導体業界の低迷により、半導体製造関連装置向けのクリーンロボットの販売及び電子部品実装機向けのモータ等の販売が減少したが、スマートフォンの需要増加を背景に有機EL製造装置向けの真空ロボット等の販売が増加した。
また、クリーンエネルギー関連の需要も増加傾向で推移しており、太陽光発電システム向けの制御機器等の販売も増加した。
電子は、部品実装機、サーボモータ向けの電子部品の販売が減少したが、LED照明、携帯電話基地局向けの電子部品の販売が増加した。
機械は、一部設備投資の需要回復を受けて、設備向けの自動・省力化機器、搬送装置、産業用ロボット等の販売が増加した。
13年3月期は、売上高955億円(前期比6・5%増)、営業利益32億円(同2・7%減)、経常利益34億円(同0・1%減)、純利益19億5000万円(同1・3%減)を見込んでいる。