東芝は、産業用コンピュータのスリム型シリーズの最新モデルとして、業界で初めて第3世代インテルCore i7プロセッサを搭載した「FA2100SS model500」を7日から販売を開始した。価格は59万1000円から。年間4500台の販売を計画。
新製品は、新プロセッサを搭載したことで、従来機種に比べ処理能力が約4倍向上した。また、産業用コンピュータとして初採用のUSB3・0や、PCI―Express3・0などの最新の高速外部インターフェイスおよび、高性能オンボードグラフィック機能を搭載することで、CPUの高速処理性能と合わせて大量データの高速処理を可能としている。
しかも、低消費電力部品の採用で、約4倍の高速処理を従来機種と同等以下の消費電力で行うことでエネルギー消費効率を約73%低減でき、メインボードなど自社設計のボードに鉛フリーはんだを使用、RoHS指令に対応した環境配慮設計となっている。_
さらに、同社製RAIDコントローラを搭載しており、障害発生時にも迅速な解析や復旧が可能。
OSは、ウインドウズ・7プロフェッショナル/XPプロフェッショナル/サーバー2008R2スタンダードなどを用意し、拡張スロットとしてPCIバススロットも2スロット搭載可能。
その他、発売後5年間、同一機種の製品供給、販売終了後さらに7年間(有償オプションにより最長10年間)の保守サービス提供などの長期安定供給により、システムや装置への継続適用や段階的なシステム拡張増設も安心して行うことができる。
用途は、大容量データの高速処理が求められる検査装置、医療機器、放送機器、セキュリティ監視システムなど。