フエニックス・コンタクト社の「ライトニングモニタリングシステム」が、2012年の「Hermes Award」を受賞した=写真。
同賞は、ハノーバーメッセで革新的な製品に対して表彰するもので、今回で8回目。同社は05年にも受賞している。
受賞した「ライトニングモニタリングシステム」は、とくに再生可能エネルギーシステムの安全とメンテナンス性向上につながるもので、例えば、風力発電用風車のローターブレードへの落雷の数や強度の測定を、リモートでメンテナンスできる。落雷があると、そのデータがオンラインで離れたところにいるサービス技術者に送られ、ローターブレードが損傷したかどうかを確かめることが可能になる。もし損傷していた場合には、処置に動くことで、予防メンテナンスの必要がなくなる。時間やコストのかかる海上作業台船などでのメンテナンスを考えると効率性に優れたシステムといえる。
なお、同システムは海外市場への展開も視野に入れている。