アズビルは、経済産業省が公募した2012年度地球温暖化対策技術普及等推進事業で、「インドネシア国におけるユーティリティ設備運用最適化技術普及事業スキームの検討」で応募し採択された。
このスキームは、インドネシア国内のエネルギー大・中規模使用工場に対して、CO₂排出削減効果と経済性の検討および検証、CO₂排出削減量算出のためのデータ測定と算出方法の検証、インドネシア国内における同技術普及のための提言活動を来年3月まで行う。
ユーティリティ設備運用最適化技術は、同社が国内で多くの実績を重ねた省エネルギー制御技術で、大規模エネルギー使用工場や地域冷暖房などのエネルギー供給設備に対して、供給上のムダの削除や高効率機器の優先的使用などをガイダンス指示や自動制御することにより省エネ化を実現する。新規設備導入や設備更新による省エネ化に比べ、初期投資が小さく短期間での導入が可能で、投資額に対するCO₂排出削減量が大きいという特徴がある。