ワゴジャパンは「ワゴI/Oシステム」を活用した電力監視システムを一部改良して販売に注力している。これは電力のピークカットによる節電を主眼に開発したもの。
一般的な事業者用の電力契約は、30分ごとのピーク電力で1年間の基本料金が設定されるため、消費電力のピークを抑え平均化することで省電力と省コストを同時に実現できる。システムは電力会社の電力計にパルス検出器が設置されていれば、特別なソフトウェアや端末が不要で、信号を取り込み一般のPCと接続し、Webブラウザで表示や設定するだけですぐに稼働できる。
また、設定電力値に対する電力使用状態をWeb画面上のグラフでリアルタイムに表示でき、LEDランプと連動させることで節電への注意を喚起できる。さらに、コントローラをLANに接続すれば複数のPC(5~6台)で閲覧でき、データの蓄積や保存もできる。オプションで温度計測など、用途に合わせたシステム構築も可能。
主な機能は、時間ごとの消費電力量、瞬時消費電力量、CO2排出量、各項目で1日、月間、年間の比較表示。各データのCSVによる書き出し。電力量設定値に合わせた予想電力量表示、アラーム出力など。
(http://www.wago.co.jp)