MECHATROLINK協会(MMA)は、「2012年度総会と講演会」を東京・秋葉原UDXカンファレンスで1日開催、会員62社から135人が参加した。
はじめに、MECHATROLINK協会幹事長で安川電機モーションコントロール事業部小笠原浩取締役事業部長があいさつに立ち、「MMAの会員数も1000社を突破することができた。昨年は中国から86社の入会があり260社になったことで、韓国を抜いて2番目になった。中国でもいろいろなネットワークが普及に取り組んでいるが、ひいき目に見てもメカトロリンクが有利である。中国ではソフトにお金を払うというよりは、きちんとつながり動けば良いということから、もう少しがんばれば勝てるのではないだろうか。来年は設立10周年になるので、さらに盛大な総会を開くためにももう少し儲かる状況になってくれると良いと思う。メカトロリンクでビジネスを拡大するためにも、MMAをその場として活用してほしい」と述べた。
続いて、MECHATROLINK協会事務局田中毅代表が活動報告を行った。このなかで、会員数がこの1年間で202社増えて1015社となり、ノード数も34万ノード増え、累計257万ノードに達した。
また、12年度の活動計画として、中国・瀋陽に海外では初めての認証試験ラボを9月頃に設置することになった。
さらに、MECHATROLINKフェアを宇都宮(10月25日)と仙台(同26日)で開催するほか、セミナーをインドで初めて開催する。
今年2月から新たな組織として、8社が参加して「PC技術部会」がスタートした。PCをオープンなコントローラとして活用していくための技術的標準化に取り組むのが狙い。
総会終了後には特別講演会が行われ、東京エレクトロン九州の野口耕平氏が「半導体製造装置の動向とそれに求められる技術」として行ったほか、会員1000社突破を記念して、タレントの島田洋七氏が「笑顔で生きんしゃい!」と題して場を和ませた。