シュナイダーエレクトリック(東京都港区芝公園2―4―1、TEL03―6402―2001、アルノ・モンディ社長)は、次世代型「Smart―UPSシリーズ」として、タワー型とラックマウント型の計9機種を、5月28日から順次販売を開始した。標準価格は4万9245~46万5780円(税込み)。
新製品は、電源および充電状態が良い時に、AVRコンポーネントをバイパスにして熱量を低減し、効率97%以上を実現するとともに、グリーンモードによるUPSの効率的な運用で、電力コストとCO2排出量を削減できる。しかも、従来製品では2・5年だったバッテリー寿命を4・5年にして、バッテリー交換コスト削減を図っている。
また、LED表示のみだったインターフェイスに、LCDを採用(LCD+LED)することで、従来製品ではソフトウェアを介さなければ確認することのできなかった、パワーメーターや障害情報などをカタカナで表示することが可能になり、運用・管理を効率化した。とくに、バッテリー交換予測をLCDで管理することで、無駄のない、より安全なバッテリー交換を実現できる。
その他、出力コンセントは、メーンコンセント以外はグループごとに個別に、オフ/オン、シャットダウン、リブート(シャットダウンとリスタート)のコントロールが可能で、指定したシーケンスに従って各グループをオフ/オンできる。時間差で電源オフ/オンしたい場合なども、管理ソフトウェアを使わずにUPS単体で簡単にコントロールできる。