コグネックス(東京都文京区本駒込2―28―8、TEL03―5977―5409、島清史社長)は、最新の画像処理技術を搭載した小型で堅牢な画像処理システム「In―Sight7000シリーズ」の販売を開始した。
新シリーズは、どんな業界、アプリケーションでも柔軟に適応できるワンランク上のパワフルな性能を凝縮したプロセッサとカメラ一体型の次世代画像処理システム。
IP67の優れた防塵・防滴のコンパクトな筐体のため、切削油や冷却水、洗浄水等の液体の飛散を受ける環境、鉄粉や紙粉などの粉塵が多い環境での画像処理の導入を可能にする。
また、最大130万画素/毎秒102回の撮像/最大1・5倍の処理速度向上(同社従来モデル比)で、詳細な検査や高精度な測長の用途に対応。
さらに、外部照明制御を内蔵し、追加照明が必要な場合でも本体から直接照明電源の供給と制御を行うことができる。
同社の特許技術PatMaxサーチツールを搭載したモデルも用意し、強化された高性能文字読み取り機能(OCRMax)、バーコード読み取り機能(IDMax)など、最先端の機能をコンパクトな筐体に装備している。
そのほか、簡単な設定操作だけで画像処理を導入可能な使い易い開発環境「EasyBuilder」と、さらに高度なアプリケーション用にエクセル方式の高機能プログラム「スプレッドシート」で、ユーザーの開発環境に応じて自由に使い分けができる。
通信は標準でEthernet、RS―232C、ディスクリートI/O入出力をサポートしており、さらにFA制御機器とのシームレスな接続を実現するために、多種のフィールドバスプロトコルをサポートし、シーケンサやサーボシステム、ロボットや表示器などに簡単に接続が可能。
用途は電機・電子市場を始め、自動車、自動車部品、液晶、太陽電池、食品・飲料、一般消費財など幅広い業界、アプリケーションに柔軟に対応できる。