工業会設立30周年おめでとうございます。先人達のご苦労、ご功労に謹んで御礼申し上げます。
北海道支部も大過なく30周年を迎えることとなり、5月11日に記念の支部総会を開催いたしました。
近年、当業界は不採算受注が大きな問題となっておりますが、有効な対策を見出せないまま、低迷を続ける状況です。
私は支部長を拝命する前より、品質保証を担当しており、誰よりも品質保証の大切さを訴え続けた自負があります。
製造業に携わる者として、品質と納期は欠くことのできない矜持であると信じております。
業界が運営している、「優良工場認定制度」は最も大切な業界の「ツール」であり、育て守り抜かねば業界の地位向上もありません。見積価格と受注金額の大きな乖離が、業界の信用を失墜させている最中、自分の業界を守り、自社を守るためにも認識を高めることが不可欠です。
先日、盛田会長より「嘉部さんは本当に粘り強い、大切なことだ」と、お褒めの言葉を頂戴いたしました。
これからも、粘り強く品質保証に取り組んでいく覚悟でおります。製品の付加価値を高め、最終的には分離発注における入札権獲得につなげることが、部品、部材業界に対してもメリットを共有し、安定熟成した業界になるものと確信しています。
後継者にとっても魅力のある業界を目指し、40周年、50周年に向けて頑張りましょう。