この度、社団法人日本配電制御システム工業会が、設立30周年を迎えましたことを、多くの会員の皆様方とともにお喜び申し上げます。工業会の歴史は半世紀以上になりますが、多くの先輩方の多大な努力のお陰で、1982年に社団法人となり、歳月を重ねて今日を迎えることができました。
その間、経済産業省をはじめとする官庁や日本電機工業会に代表される関係諸団体の皆様方のご指導、ご支援を頂戴いたしましたことを御礼申し上げます。
1951年の9電力様ご発足以来、電力会社様のご努力のお陰で、わが国は世界でも稀な安定した電気エネルギーを享受できる国となりました。しかし昨年の不運な原子力発電所の事故以来、電力不足が懸念される事態となっています。
当工業会会員各位は、電力供給システムの一翼を担っており、再生可能エネルギーによる発電が普及しつつある今、系統連系をはじめとする新しい配電システムにも取り組んでいかなければなりません。
世の中の大きな変化の中でも、当工業会の社会的使命は変わらず、より明確になったととらえ、さらなる努力を続けてまいりたいと考えています。