コグネックス(東京都文京区本駒込2―28―8、TEL03―5977―5409、島清史社長)は、固定式バーコードリーダ「DataMan300シリーズ」向けに、リキッドレンズを追加した=写真。リキッドレンズを使うと、固定フォーカスから自動フォーカスに簡単にアップグレードができる。
リキッドレンズは、高さが上下する対象物で広い被写界深度が必要な用途や、製品の切り替え後に再度フォーカスの調整が必要となる場合などに最適で、フォーカスの位置を複数設定すれば、レンズの焦点を複数の決まった位置に動かすことが可能なため、高さの異なる対象物の段取り替えにも便利。
DataMan300バーコードリーダは、最適なコード読み取り条件が簡単に設定できるインテリジェントチューニング機能を搭載しており、ユーザーはボタンを1回押すだけで、内蔵照明とオートフォーカス光学装置の最適な設定を瞬時に自動で行うことができる。これによって、どんな状態のバーコード・二次元コード・ダイレクトパーツマーキング(DPM)コードも、最高の読み取り率を実現できる。さらに、リキッドレンズは、ソフトウェアまたはシリアルコマンドで設定や調整をすることが可能。しかも、リキッドレンズに焦点調節可能範囲をフルスキャンさせることができるため、広い距離範囲でコードを検知して読み取ることが要求される“表示の読み取り、荷物のスキャニング、小包の仕分け等"の用途にも最適。