Acサーボモータ累計出荷台数安川、1000万台突破 発売28年目で快挙達成

安川電機のACサーボモータの累積出荷台数が、1000万台を突破した。同社は1984年8月にACサーボドライブの販売を開始しており、28年目での快挙達成となる。
同社は、サーボドライブ(サーボモータおよび制御装置)のリーディングカンパニーとして、84年にACサーボドライブ製品を初投入後、92年9月に「∑シリーズ」を発売し、93年にACサーボモータの累計出荷台数100万台を達成している。05年には500万台、07年5月には現在の主力機種である「∑―Vシリーズ」を投入しており、この効果で、12年3月に1000万台に到達した。

同社ではACサーボドライブ市場で、革新的な技術を盛り込んだ製品を開発し、機械の持つ潜在能力をフルに発揮させ、機械の価値を大きく高める道具として、顧客に満足してもらえるACサーボドライブ製品を供給している。

92年9月、世界に先駆け、「小さい、速い、やさしい」をコンセプトに、当時の常識を打ち破る小形化、高速・高精度な位置決め、そして抜群に使いやすいACサーボ「∑シリーズ」を市場へ投入した。

その後、97年9月に「∑―IIシリーズ」、02年3月に「∑―IIIシリーズ」を投入した。環境保護に対する規制への対応や、市場からの更なる高性能化、利便性の改善、安全規格対応へのニーズに応えるため、07年5月に現行の主力機種である「さすが凄腕!

使えるサーボ∑―Vシリーズ」を製品化し市場投入した。

「∑―Vシリーズ」は、世界最高性能・使いやすさ・優れた拡張性をコンセプトとし、市場用途に最適なサーボモータと、制御性能の向上、新アドバンストオートチューニング等の各種調整機能を標準搭載したサーボパックによって、顧客の装置の性能を最大限に発揮することができる。

同社では今後、今までの産業用装置に加えて、エネルギーの効率的な利用が要求される装置や、移動体装置、介護・医療等の非産業用途等、新しい分野へも拡販・展開するとともに、省配線化、制御性能などの性能向上に加え、高速ネットワーク、CPUの高速化技術など市場の新しいニーズに対応していく。

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