「モータ」「電源」などエレクトロニクス・メカトロニクスに関する要素技術10分野を集めた専門技術展「TECHNO―FRONTIER
2012(テクノフロンティア)」(主催=日本能率協会)が、7月11(水)~13日(金)の3日間、東京ビッグサイト(東4~6ホール)で開催される。
今回は459社974小間が出展(日本国内から387社、海外7カ国・地域から72社)し、機器・装置メーカーの開発・設計者/生産技術者や経営者などに向け、製品や技術に関する情報収集や商談の場を提供する。
同展は、第25回EMC・ノイズ対策技術展、第27回電源システム展、第21回モーション・エンジニアリング展、第30回モータ技術展、第21回ボード・コンピュータ展、第5回メカトロニクス制御技術展・第14回熱設計・対策技術展・第4回バッテリー技術展・第3回環境発電技術展・第8回設計支援システム展など、10の専門技術展で構成されている。
このうち、メカトロニクス制御技術展では、「最先端のロボットメカトロニクス」のデモンストレーションとして、産業用途からサービス分野への応用が期待されているロボットを活用した、操作者のしぐさを伝えることのできるヒューマノイド超遠隔操作型ロボットとして、留守番・遠隔操作機能でお互いに相手の映像を見ながら会話をすることができる機能を搭載したロボットや、家庭用留守番ロボットなどを、実機で紹介する。
また、災害現場など人間が立ち入れない悪条件下での撮影・監視作業が期待されるマルチロータ電動ヘリ(無人ヘリコプター)を、遠隔・ワイヤレス制御により複数機を同時に飛ばすデモンストレーションも行う。
今年30回目を迎えたモータ技術では記念企画として、「レアアース」「省エネ・高効率」などの特別展示を実施する。「省エネ・高効率モータ最前線特集コーナーでは、省エネ規制に向けて注目が高まる次期高効率モータ(プレミアム効率モータ)を中心に、最新の省エネ・高効率化に貢献するモータ関連技術・製品を、「レアアースマネジメントコーナー」では、より少量のレアアースで従来の性能を実現する使用量低減技術や、代替技術、回収して再利用する技術などの研究成果を、パネルと一部実機で紹介する。一方、集中展示として東6ホールに「ワイヤレス給電技術デモゾーン」を設け、携帯電話の充電器に採用され注目が集まるワイヤレス給電技術のデモンストレーションも行う。
同時開催で、ビジネスマッチングフォーラム、技術シンポジウム、出展者セミナーなども予定されている
なお、ホームページ(http://www.jma.or.jp/tf)で展示会入場料(3000円)が無料になる来場事前登録を受け付けている。