東芝産業機器システムは、用途別に各種産業用インバータを販売している。このほど販売を開始した多機能・小型インバータ「TOSVERT VF―S15シリーズ」は、同社のVF―S11の後継機種で、搬送機械、昇降機械、ビルシステムなどのファン・ポンプ、食品加工機械、包装機械など向けに、使いやすさと省電力を両立した。
パラメータ設定は、大きな回転式設定ダイヤルボタンを採用した操作ダイヤルを回して各パラメータを選び、中央部を押して決定するだけの簡単な操作で完了する。また、「EASYキー」を全機種に採用しており、少ない操作で使用頻度の高いパラメータの設定が可能。
さらに、「オートチューニング機能」の搭載で、ベクトル制御および、永久磁石同期モータ制御に必要なモータ定数を簡単に設定することができ、モータの特性を適切に引き出せる。
その他、余剰な電力を自動的に抑制する「自動省エネモード」の搭載で、従来機種に比べ約25%の省電力化を実現しており、標準で省エネルギー効果の高いPM(永久磁石同期)モータを運転できる。
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