安川電機は、グローバル市場ナンバーワンのインバータメーカーとして国内外で取り組みを強め、インドでの生産も開始するなど、日欧米中での海外生産体制がさらに充実した。
機種は、汎用からシステム、専用まで幅広くラインアップしているが、特に「1000シリーズ」は、小型ベクトル制御のV、同期モータ駆動対応のA、小型シンプルのJの3シリーズが完備している。
このうちA1000は、「世界中のどんなモータでも短時間の調整で回します」のコンセプトで、誘導モータと同期モータをパラメータ切り替え可能にしたことで、市場に浸透している。
また、超小型エンコーダレス同期モータ(SMRD・SMRA)と小型汎用ベクトル制御インバータV1000を組み合わせて、小型で耐環境性の高い可変速ドライブ「V1000picoシリーズ」にも注力している。
新開発の高性能磁石を内蔵してサイズを、汎用誘導モータ比で体積が約8分の1、質量が約5分の1(0・2kW、1800回転/分)を実現。これにより機械や設備の省スペース化に貢献する。
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