東京都電機卸商業協同組合(TEP、堀内覚理事長)組織委員会(藤原幹人委員長)は、「メーカー講演会」を全国家電会館で3日開催、約80人が参加した=写真。
今回は、「新発想のLEDデバイス」と題して、星和電機の池村晃輔氏と吉川課長が講師となって行った。
星和電機は、道路情報表示システム、配線ダクト、配線コネクタ、防爆照明機器などに加え、最近はLED照明事業にも注力している。LEDのチップでは国内で3番目に開発したメーカーとして、独自の技術力で取り組んでいる。
講演会では、複数のLEDと抵抗をワンチップ化した新発想のLEDデバイス「COOL
LED,S」の原理と特徴、今後の可能性を中心に説明した。ワンチップ化することで、極性がなくなり、電流を双方向に流せるほか、光学特性も向上し、省スペース、コスト低減、品質の安定化にもつながる。同社では今後、量産化を進め、新たなLED市場開拓を目指している。