安川電機はACサーボドライブ∑―V(シグマ・ファイブ)シリーズに、DeviceNetに対応した指令オプションモジュールの販売を開始した。価格はオープン。2013年度月500台の販売を計画。
新モジュールは、オープンフィールドネットワークDeviceNetを搭載した上位コントローラと∑―Vの組み合わせで簡単にモーション制御ができ、市販されているDeviceNetのサポートツールも利用できる。
ネットワーク通信を通じて、サーボドライブの運転状況、アラーム情報などを上位コントローラからモニタリングが行えるため、メンテナンス性が向上する。
さらに、豊富な位置決め機能を内蔵しており、単純位置決め機能、原点復帰機能、連続回転動作、連続回転動作からの位置決め機能、プログラム運転機能などを、PLCなどの上位コントローラから実行できる。しかも、回転型ACサーボモータだけでなく、DDモータ、リニアモータも駆動することが可能。
DeviceNetのコネクタは、丸型のマイクロコネクタを採用しており、ヨーロッパ、アメリカ、アジア各国でも使えるように、CEマーキング、RoHS指令、KCマークなどの各種規格にも対応している。
∑―Vは業界最高性能のACサーボドライブとして、07年4月に発売した。
既発売の∑―IIシリーズで実績のあるDeviceNetオプションモジュールを、∑―Vでも接続できるようにすることで、モーション制御を簡単に行える。