三菱電機は、レーザー加工機「MELLASER」の新製品として、ファイバーレーザー発振器を搭載した「ML3015NX―F」=写真=を発売した。標準価格は1億4700万円(税込み)。年間30台の販売を計画。
新製品は、ビームのオン・オフを軸移動に合わせて高速同期させる新制御方式と、集光性の良いファイバーレーザーのビーム特性により軸移動の停止時間をなくし、薄板の加工で炭酸ガスレーザーと比べて約3倍の加工速度を達成して、生産性向上に貢献する。
また、バーコードを用いた加工情報読み込みと加工開始指示の2アクションで加工開始や、加工位置合わせ用カメラの標準装備により、加工開始までの段取り作業を簡単にしている。
ファイバーレーザー発振器は発振効率に優れ、低損失の駆動機器の搭載と合わせ、消費電力を低減しており、ランニングコストを最大70%削減できる。