河村電器産業の無線デマンドコントロールユニット「D―Remo―Con(デマンド・リモート・コントロールシステム)」は、JECA
FAIR2012製品コンクールで、「日本電設工業協会らくらくコントロール賞」を受賞した。同社の製品は同コンクールで7回連続の受賞となった。
従来のエネルギー計測器とデマンド制御装置を設置する時、キュービクルと建物が離れていると、警報出力線・通信線を敷設する工事に手間がかかり、配線工事費用が導入コストの大きなウエイトを占めていた。
そこで、今回のシステムは、施工の手間を削減した製品仕様で、省エネに取り組む企業をバックアップすることにした。
デマンド電力を計測しながら、目標値の超過が予測された時に空調のコントロール運転を実施することで、『省エネ』『省マネー』を実現できる。
計測、収集、制御を行う3つのハードにより構成されており、計測ユニットは、電力メーターの積算電力値を1分単位で計測、メインユニットへ送信する。収集用のメインユニットは、送信されたデータを集積、目標デマンドの超過予測の場
合、コントロールユニットに通報。制御用のコントロールユニットは、デマンド超過予測通報を受け、室外機に信号を発信、室外機コントロール運転を実施する。
簡易導入、経済性、運用性の良さを実現できる仕様になっている。
(http://www.kawamura.co.jp/)