日本配線資材工業会(JWAA、高橋信房会長)は、青年委員会を設置し次世代幹部の育成に乗り出す。配線資材業界は草創期から半世紀が過ぎ、創業者から二世、または三世へ事業継承が行われ、幹部社員も世代交代が進んでいる。同時に、自動車、電気・電子機器などの製造業の海外生産シフトなど市場環境も激変している。
こうした時代の変化に対応、工業会として将来の発展のために青年委員会を発足させた。委員会では交流と研鑽による会員会社の事業継承者の育成や、若い社員の幹部教育に取り組む。また、工業会の運営にも意見を反映させる。
青年委員会の参加資格は、会員会社在籍者、事業継承者及び継承予定者、会員会社代表者から推薦を受けた者、加入年齢50歳以下と規定している。
現在、参加者を募集しているが、事務局では「事業継承は配線資材業界共通の課題であり、青年委員会発足を機に、工業会未加盟会社の新規加入も期待」している。