安川電機は、米国の統括子会社ヤスカワアメリカ傘下としてブラジルにある2つの連結子会社の事業所を、7月2日付でサンパウロに移転・統合した。
場所を統合したのは、1974年設立でインバータ、モーションコントロール製品の販売・サービスを行っているヤスカワ・エレクトロ・ブラジルと、07年設立で溶接ロボットなどの販売・サービスを行っているモートマン・ロボティカ・ブラジル。
場所の統合によって、ロボットシステムのまとめや高圧インバータ製品のパネル製作スペースを拡大するとともに、顧客窓口のワンストップ化でブラジルでの事業展開を一層加速する。
ブラジルは南米最大の市場として、自動車を中心とした工業や農業、鉱工業、食品市場等の一次産業の分野で高い成長が期待されている。同社ではこうした一連の取り組みで、ブラジルでの事業規模を、11年度の40億円から、12年度は45億円へ拡大していく計画。