椿本チエインの子会社であるツバキエマソン(京都府長岡京市神足暮角1―1、TEL075―956―0200、市川直社長)は、工作機械の高速運転に対応する工作機械主軸向けディスクカップリング「工作機械主軸用エクトフレックス
カップリング」シングルタイプ・スペーサタイプ12品種を発売した。オープン価格。初年度販売計画600万円、3年後6000万円。
エクトフレックス
カップリングは、ディスクタイプのカップリング(軸継手)で、コンパクト・高トルク・高ねじり剛性・低慣性モーメントなどの優れた特性を持つ。工作機械の主軸用として高速回転での使用に最適で、汎用タイプから精密タイプまで幅広くラインアップした。
高速化が求められる工作機械において、バランス調整を施すことで高速安定を図った。有限要素法に基づく最適なディスク形状で、高いねじり剛性とフレキシブル性を両立。専用ハブの採用で、全長で同社従来品に比べ最大37%短縮というコンパクト化と、高トルク化を実現。消費電力削減にも貢献する。
超々ジュラルミンハブを採用した「NESシリーズ」は、低慣性モーメントと高ねじり剛性を両立させた。
用途は、工作機械主軸用のほか、高速運転を必要とする試験装置など。