コンテック(漆崎栄二郎社長)は、IEEE802・11n規格対応の組込用小型無線LANボード「FXE2000」=写真=を発売した。
新発売のFXE2000は、モード切り替えで子局だけでなく親局にも設定可能で、2・4GHz帯の14chと5GHzの19chと多くのチャネルをサポートし電波干渉を考慮した柔軟なネットワーク設計が行える。また、IEEE802・11n設定時デュアルチャネルモードで最大300Mbpsの高速通信をサポート。しかも2個のチップアンテナで電波を送受信し、反射波を積極的に通信に活用していくため障害物が多い環境下でも安定した通信が期待できる。
形状は89・2×87ミリの小型基板を実現、2個のチップアンテナ部は必要に応じて切り離すこともできる。
電源はACアダプタ(別売)からの電源供給のほか、直流電源(5~30VDC)に対応しており、電圧の変換なしに医療機器、POS端末、無人搬送車などに組み込みが可能である。
同社では海外モデルも同時発売した。