デジタル(大阪市住之江区南港東8―2―52、TEL06―6613―1101、安村義彦社長)は、ロボット生産の需要増に対応するため、安川電機製ロボットコントローラ「DX100/FS100」用通信ドライバと専用画面を、全世界に向けホームページからの無償提供を開始した。
ロボットの稼働状態を確認する作業は従来、特定の有資格者がロボット用のプログラミングペンダントを使って行っていた。
今回、同社が提供を開始した専用の通信ドライバにより、タッチパネル付き表示器を使いロボットの状態確認が可能になる。
制御機器とロボットコントローラとの同時通信に対応し、ロボットシステムの一括管理が可能で、プログラミングペンダントを使用しなくてもロボットの軸操作が可能になる。
また、ロボットの状態や、ロボットコントローラで発生したアラームおよび、アラーム履歴の詳細説明が確認でき、ロボットコントローラのグリスアップや、バッテリ交換時期などがタッチパネルにより保全管理できる。
さらに、コントローラ内のジョブ・プログラムをタッチパネルPD内にバックアップすることが可能である。
タッチパネル上で、ロボットとPLC、センサなどの制御機器をロボットシステム全体として状態確認ができ、ロボットの緊急停止時に、原因追求のための機器を確認する手間を減らし、ダウンタイムが削減できる。
専用画面は、同社の画面作成ロジックプログラムソフトウェア(GP―Pro
EX)で、ユーザーの画面データに組み込み使用することができ、新たにプログラム作成や画面作成する必要がない。
通信ドライバと専用画面は、同社のサイトhttp://www.pro‐face.co.jp/から無償でダウンロードできる。
ダウンロード前に会員登録が必要。