オータックス(横浜市港北区新羽町1215、TEL045―543―5621、富田周敬社長)の創業メンバーで、今年6月に代表取締役会長を退いた飯塚庄平同社最高顧問の退任慰労パーティーが、新横浜国際ホテルで12日開催され、パート社員を含む全社員が参加し、飯塚氏の長年の労をねぎらった。
同社は、1974年オートの電子事業部でスイッチの開発・製造を始めたのが前身。飯塚氏はこの時からのメンバーとして38年間経営に携わりながら、数々のスイッチのヒット製品を開発してきた。
パーティーでは、富田社長が飯塚氏の長年の功績と労をねぎらい、「スタートからの苦労話をお聞きするだけであるが、後を受け継いだ我々は感謝の気持ちを持って、井戸を掘った人を称えたい。これからは違う角度からオータックスの発展にご協力をお願いしたい」と述べた。
続いて、飯塚氏がお礼のあいさつに立ち「74年に9人のメンバーでスタートしてから38年間、色々な人との出会いでここまで来れた。特に95年に中国工場建設の縁で富田社長と出会い、お互いの信頼を築くことで社長を譲ることにつながった。今後も最高顧問としてアドバイスしていきたい」と述べた。
会場には長年苦労をともにした飯塚氏の節子夫人も出席し、全社員から感謝の寄せ書きと花束の贈呈を受けた。