日本工作機械工業会がまとめた2012年上半期(1~6月)の工作機械受注額は6364億4000万円と前年度比5・6%減となった。
09年上半期以来3年ぶりのマイナス。中国向けや欧州債務危機、円高などで外需が影響を受けている。特に6月は前年同月比15・5%減の1086億5400万円と、32カ月ぶりの2桁減となった影響が大きい。
用途別では、航空機、造船向けが42・5%増と大きく伸長し、自動車向けも10・8%増と2桁の伸びを示している。これに対し、金属製品28・3%減、電気機械19・5%減、精密機械19・6%減と落ち込んでいる。また、内需は4%減の1996億5100万円、外需が6・3%減の4367億8900万円。
同工業会では月間ベースで1000億円を超えていることから、年間1兆2000億円の受注見込みは変更していない。