IDECは、水素ガス雰囲気を含むゾーン1/2の危険場所で使用が可能な、12・1インチプログラマブル表示器内蔵の本質安全・耐圧防爆構造タッチスイッチ付き表示器「EX4R―D44G形」と、三菱電機製GT16シリーズ12・1インチプログラマブル表示器を内蔵した、本質安全・耐圧防爆構造タッチスイッチ付き表示器「EX4R―D4GT形」を発売した。価格はオープン。
両機種とも、IEC規格に整合した技術的基準である産業安全技術協会(TIIS)の防爆型式検定に合格している。防爆性能はEx
d〔ib〕II
BT4で、ボックス部分が耐圧防爆構造、タッチパネルが本質安全防爆構造。保護構造はIP65。
石油・化学プラントや塗装工場、薬品工場、ガソリンスタンドなど爆発性ガスが存在するゾーン1/2の危険場所で使用できる。
EX4R―D44G形は、輝度550カンデラ/平方メートル・表示色6万5536色という、高輝度・長寿命のLEDバックライトを搭載した同社のHG4G形PDを内蔵。48段階の調光機能で使用環境に合わせた輝度調整が可能。
電源投入後約3秒で起動し、電源投入時の立ち上げ時間を短縮した。PCと接続するUSBポートを前面に搭載、作画データのダウン/アップロードなどが、ボックスを開けずに行える。さらにEthernet経由で遠隔地から作画データのメンテナンスが行える。
EX4R―D4GT形は、同社と三菱電機の共同開発によるもので、遠隔地のPCから操作が可能。
CC―Link、Ethernet、RS―232/422/485など豊富な通信仕様・ネットワークに対応する。
三菱のシーケンサや各社のPLCとの接続をサポート。
表示器を経由し三菱のFA機器のプログラミングや立ち上げが可能である。
画面作成は、三菱GOT1000シリーズ共通の作画ソフト「MELSOFT
GT
Works3
Version1」で作画できる。