タッチパネル液晶ディスプレイを操作するときにクリック感を求める利用者は結構多い。
これまで振動モータや圧電素子方式により行われているが、青電舎(相模原市緑区西橋本5―4―30、TEL042―770―9588、権藤雅彦社長)は、新方式アクチュエータのクリック感発生装置を開発した。特許出願。
タッチパネル液晶ディスプレイに疑似的なクリック感を持たせることができる新方式は、銅箔部の静電容量タッチスイッチでパネルと指の接触を検出し、内部アクチュエータでパネルを駆動させる仕組み。
立ち上がりの良いインパルスが切れ良く指を刺激し、疑似的なクリック感を可能にした。
この装置サイズは振動モータ同等またはそれ以下という。
モバイル機器の電池で動作可能であり消費電力も少ない。また、レアアースを使用せず、素材コストは比較的低く量産可能である。
バーコードスキャナー、プログラマブル表示器、昭光式押しボタンスイッチなど、産業用タッチパネルにも使えそうだ。
同社では、特許ライセンスをもとにした共同開発を募集している。