篠原電機は、受変電設備や配電・制御盤の各種機材メーカー。同社では雨風などにさらされる厳しい屋外に設置されるキュービクルや配電盤向けに、通気を行うとともに雨など水の浸入を防ぐ通気ギャラリー(排気口)「薄型防噴流ギャラリーGTS―20W」を好評発売中である。
GTS―20Wは、空気を通すが、水は中に入ってこない独自の止水構造を持つ樹脂製の新開発インナーパーツ(特許出願中)を搭載。雨風などによる外側からの浸水は、インナーパーツによりほぼ完全に遮断し、ギャラリー内側のフィルタに水がかからない。これにより雨天時でもフィルタに水膜ができず換気能力を落とすことがない。
表側の開口面積は125平方センチと大きく、換気性能が高い。さらに、保護等級IP45を確保しながら、奥行き寸法は同社従来品の80ミリから16ミリへと大幅なダウンサイジングを実現。盤内の省スペース化が図れる。
また、表側からのフィルタの交換が可能で、メンテナンスが容易。内側には160ミリ角のファンの取り付けが可能で排気用として使用できる。
(http://www.shinohara‐elec.co.jp)