日本能率協会は、2回目の「GOOD
FACTORY賞」受賞企業として、東レ(2工場)、トヨタ紡織、日産自動車、パナソニック、富士通の5社7工場を決定した。同賞は、日本およびアジア地域に進出している製造業の生産性や品質の向上、改善活動に成果を挙げた工場を表彰するもの。特に、アジア地域での活動事例に着目し、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、働く人々の意識改革、社会的貢献などの内容を日本製造業の範とすることを狙っている。
受賞企業の受賞部門と工場は、東レがインドネシア(スラバヤ)で「ファクトリマネジメント賞」、および中国(南通)で「ものづくり人材育成貢献賞」、トヨタ紡織がタイ(ゲートウェイ)で「ものづくりプロセス革新賞」、日産自動車が中国(広州)で「ファクトリマネジメント賞」、パナソニックが中国(広州)で「ものづくりプロセス革新賞」、富士通が日本(福島と島根)で「ものづくりCSR貢献賞」。
選定にあたっては、書類、現地調査などで、工場のしくみ、運営、効果性、マネジメント基礎の4つの視点から、審査委員会(委員長=電気通信大学情報理工学研究科
新誠一教授)が審査した。