日本配電制御システム工業会(JSIA、丹羽一郎会長)は今年度、キャビネット形分電盤、配電盤類の換気計算の一方法、耐震設計マニュアルの見直しなど規格改定・標準化に取り組む。
配電盤類の耐震設計マニュアルJSIA―T1018は、阪神淡路大震災を考慮し制定したが、東日本大震災の発生に伴い新たな項目を追加するなどして技術資料として完成させる。
キャビネット形分電盤JIS
C8480の改訂原案を作成する。改訂には適用範囲の拡大に伴い200V回路の短絡試験を行い、規格に反映させる計画である。
配電盤類の換気計算の一方法JSIA―T1016は変圧器やコンデンサの規格変更に伴い換気計算の方法について見直す。技術資料として完成させる。
JSIAでは配電制御システムに関する規格や基準の制定・改訂を行い、業界標準化に積極的に取り組んでいる。