米国の半導体商社大手のアヴネット社は、同社の100%子会社のメメック・グループ・リミテッドを通じてインターニックス株式の約92%を公開買い付けし、子会社化した。買い取り価格は1株当たり655円で、買収総額は64億円。インターニックスは2012年末までに東京証券取引所の上場廃止になる。
インターニックスは、70年に故・藤澤義晴氏により創立。電子部品販売商社として日本国内及び海外メーカーの販売代理店となり、主に日本のエレクトロニクス製品製造業者にサービスを提供している。
現在、日本、シンガポール、香港、中国、タイに拠点を持ち、AKM、シーラス・ロジック、ハネウェル、マキシム、マイクロチップ、マイクロセミ、リコー、SMSCといった大手サプライヤーの半導体・電子部品製品を取り扱う。約280人の社員の多くがエンジニアリングの経歴を有しており、12年3月期の売上高は208億3000万円、営業利益は2億3400万円。
なお、日本国内のアヴネットグループの会社は、販売事業会社であるアヴネット
ジャパン(AEMJ)とユニダックスがある。