産業用無線システム、電気機器販売の金陵電機(大阪市淀川区新高3―3―11、TEL06―6394―1161、伊賀修司社長)は、操作性、ホールド感、安全性に優れる2段操作対応型の産業機器用無線遠隔操縦装置「ハンディSテレコン」=写真=を発売した。
ハンディSテレコンは、操作性とホールド感を追求した建設機器・産業機器用無線遠隔操縦装置。直感的な操作を可能にした十字キー配列と、効率的な操作を可能にした2段スイッチを採用。
操作ポジションの自由度を追求した形状と、ホールド感の向上により、落下防止に貢献する。質量は360グラム(電池込み)で軽量化を実現。
さらに、JIS
B
9960―1「機械類の安全性」の9・2・7ケーブルレス制御に準拠しており、安全性を追求するため、次の各種機能を搭載している。
確実な停止操作と制御器の管理を実現する停止スイッチ兼用着脱式キースイッチ、電波状態回復後の急な動作を防止する主電源投入インターロック機能、操作者の転倒などで動作を停止する傾斜検出機能、制御器を落下させた時に動作を停止する落下衝撃検出機能、さらに受信装置の接点溶着を検出するリレー溶着検出機能など。
着脱式電池パックは、リチウムイオン電池を使用。ワンタッチ着脱式の電池パックで電池交換や充電が容易である。
無線通信エラーの発生しやすい状態でも使用できる誤り訂正機能を搭載。同社の産業用無線遠隔操縦装置「ハンディ10/10V」、「ハンディR(10操作)」、「ハンディRII(同)」との置き換えが可能。
屋外での使用も考慮に入れ保護等級IP65仕様。受信装置は、出力接点保護用サージアブソーバを内蔵。エラストマゴムで本体周囲をカバーし、耐衝撃性に優れる。