サンミューロン(東京都品川区戸越3―1―10、TEL03―3783―6721、川島敬久社長)は、照光式押しボタンスイッチでは世界で初めてサーフェースマウント端子を採用した「KA形表面実装ライトスイッチ」を開発した。出荷開始は10月1日から。標準価格は、スイッチ本体部分が370円から、照光部が290円から。
新製品は、プリント基板上に直接搭載できる表面実装タイプで、今まで自動実装機などを使うと生じるスイッチの傾きやねじれなどを同社独自のノウハウで解消して、曲がり修正不要で作業が可能になり、実装効率が大幅に向上する。
スイッチは、スイッチ本体部と照光部が分離しており、先にスイッチ本体部を基板へ実装後、照光部を組み合わせる。
また、操作部ボタンの形状は、くぼみがついたディンプル式とくぼみの中央に突起があるピンプルボタン式の2タイプがあり、それぞれにクリック感ありとクリック感なしの2種類が完備している。さらに、照光方式はLED全面照光、2色発光(赤・緑/赤・高輝度緑)、マルチカラー(赤・高輝度緑・高輝度青)のほか、LEDなし(非照光)タイプなどがそろっている。
操作部サイズは12ミリ角と17・4ミリ角で、基板からの高さは23ミリ。
同社は今年4月、省配線シリーズの第1弾として、配線時のはんだ作業をなくして、環境負荷低減と配線作業の短縮を実現した「XH形ライトスイッチ用簡単配線ユニット」を、第2弾として「CH形照光式押しボタンスイッチ」のコネクタ端子タイプを8月から販売開始しており、KA形は省配線シリーズの第3弾となる。