山洋電気は、サーボシステム「SANMOTION
Rシリーズ」に、レアアースの中でも特に高価なジスプロシウムをまったく使わないACサーボモータ=写真=を開発、今月から順次販売を開始した。フランジサイズ60ミリ角と80ミリ角の2種類で、価格はオープン。
新製品は、ジスプロシウムレスのマグネットを使用した設計により実現したもので、レアアースの価格変動や資源調達に左右されにくくなる。
また、同社の従来品(R2)に比べ、コギングトルクを約30%低減しており業界トップレベルの低コギングを実現している。
さらに、モータ制御性の向上で加工精度も高くなっており、高精度が求められる工作機械の送り軸に最適。