オムロン ソーバルと協業ソフト開発をアウトソーシング

オムロンは、技術者派遣・受託開発などのエンジニアリング事業を展開しているソーバル(東京都大田区下丸子3―25―14、TEL03―5482―1222、推津順一社長)と、オムロンの製品に組み込むソフトウェアおよびハードウェアの設計開発について協業していくことで合意した。

協業により、ソーバルはオムロンが注力する産業・民生用機器の設計開発を支援する。さらに、両社は需要の拡大が続く組み込みソフトウェアの開発分野において、両社の強みを活用しあうことで、戦略の実行を加速させていく。

オムロンの手がけるFA機器や環境関連機器などの市場は、ソフトウェア開発の需要が年々拡大している。一方、激しい市場環境の変化により、企業ごとのソフトウェア開発の需要は、短期間で大きく変動する傾向にある。

こうしたことからオムロンでは、機器の性能を決定づける信頼性やリアルタイム性を担う部分を除いたソフトウェアの開発をアウトソーシング化することで、需要の変動に強い体質づくりを目指す。

ソーバルは、技術者派遣やハードウェア・ソフトウェアの受託開発などのエンジニアリング事業と、RFIDの製品・システム開発を行っているエンジニアリング企業。特に、キヤノンやソニーに対し技術者を派遣しており、2012年2月期の売上高は61億円。

オムロンは、ソーバルの持つコンシューマ向け製品から特殊分野で用いられる装置まで、多種多様な開発実績と多岐にわたるシステム開発をワンストップで受注できる開発力を活用することで、アウトソーシング化を加速させていく。

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