横河電機は、レンジフリーコントローラ「FA―M3V」、組み込みコントローラ「e―RT3」をはじめ、制御用途に応じた機種のラインアップを行っている。このうち、e―RT3用に「マンマシンインターフェイス対応CPUモジュール」をこのほど販売開始した。
新CPUは、グラフィックユーザーインタフェイス(GUI)作成用アプリケーションソフトウェアQtに組み込みコントローラとしては業界で初めて対応した。これによって、モニターと接続しやすくなり、パソコンからの置き換えがスムーズに行える。
また、組み込みデータベース機能を搭載できるため、組み込みコントローラとしてだけでなく、従来パソコンが担っていた製造工程管理用コントローラとしても使え、安定動作と高信頼性を確保した製造工程管理が可能になる。
一方、発売開始20周年を迎えたFA―M3Vは、CPUモジュールに新開発のラダープログラム演算エンジン「Vitesse
engine」を搭載し、基本命令の実行速度が3・75ナノ秒(同社従来製品比5倍)と高速で、100キロステップのプログラムを1ミリ秒で実行できる業界最高の演算処理速度を実現している。
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