東芝は、クウェート水電力庁から、同国の変電所向け変電機器及び据付工事の一式を受注した。2013年6月から順次納入し、13年12月から運転開始予定。
今回受注したのは、40万Vガス絶縁開閉装置(GIS)一式および750MVA変圧器4台で、エンジニアリング・製造・調達・据付工事全般を担当する。受注金額は約110億円。
今回納入するガス絶縁開閉装置は40万Vクラスでは最大遮断電流の機能を有している。
クウェートでは、経済成長や人口増加を背景に、今後も年率3~5%で電力需要の増加が予想されており、15年までには、新たに5カ所に火力発電所を建設し、総発電能力を倍増する計画である。
また、湾岸協力会議(GCC)加盟6カ国は、クウェートでの電力需要の急増に対処するため、広域送電網の接続を計画。今回受注の変電所は、この広域送電網の要となる。