日本開閉器工業(NKK、大橋智成社長)は、照光式押しボタンスイッチYB2シリーズの薄型・フラットタイプボタンに、ステンレス調フランジ・ボタンを追加、10月22日から発売する。参考価格は930~1190円(スイッチ本体)。初年度5000個、次年度1万個の販売を計画。
発売するステンレス調フランジ・ボタンは、外観が高級感ある洗練されたヘアラインを施した金属質感により、搭載機器の高品位なパネルデザインを生み出す。しかも、紫外線などから保護して耐候性も向上している。
YB2シリーズはパネルシール(防水型)タイプとしては業界最薄の前面高さ1・8ミリで、パネル表面の出っ張りを少なくし、機器のサーフェイス化と誤操作の防止に貢献する。スイッチ本体も24・5ミリの短胴形で省スペース化に寄与する。
また、樹脂に金属メッキを施して金属質感を出しており、金属製のスイッチに比べて軽量になっている。
さらに、樹脂材質のフランジとボタンの組み合わせにより、金属のこすれ合う不快な接触感もない軽快な操作感を実現しており、ボタンを容易に取り外しできない構造でいたずら防止対策もとっている。
主な用途は、OA・FA機器、医療機器、厨房機器、計測器、屋外設置機器(コインパーキング)、店舗設置機器など。
YB2シリーズは2008年に発売した丸型防水形照光式押しボタンスイッチで、09年に外輪照光フラットボタン、11年に角形タイプを追加した。今回のステンレス調の丸形・角形の追加で、さらにバリエーションが広がった。