べッコフオートメーション(横浜市中区桜木町1―1―8、TEL045―650―1612、川野俊充社長)は、「ベッコフテクノロジデイ2012」を、横浜(9月25日)と名古屋(9月28日)で開催、エンドユーザーやセットメーカーの開発技術者など両会場合わせて180人が参加した。
昨年春に日本法人を設立してから初めてのセミナーであったが、開催テーマである「EtherCATの実力を引き出すFA制御システム」への関心が高く、定員オーバーで参加できなかった人も多かった。
同社が中心となって普及に取り組んでいるリアルタイムイーサネットフィールドバス「EtherCAT」は「高速性・同期性・省配線」に優れた特徴を有している。
セミナーでは、川野社長が同社の概要を紹介し、「今年日本で販売を開始したソフトウェアPLC/モーションコントローラ『TwinCAT』に続き、年末にはマルチタッチパネルPCを投入する。また、Quad
Core
PC、ターミナル型コンパクトドライブ、省配線モータ、無配線リニアモータなども販売を予定している」と日本での営業方針を説明。
その後、同社ドイツ本社のローランド・バン・マーク氏が「Core
i7を搭載した高機能産業用PC」と「PCベース制御技術のグローバルでの採用例」、同ミヒャヘル・ジョスト氏と同社小幡正規氏が「「EtherCAT基礎技術と最新動向」と「ソフトウェアPLC
TwinCATの概要及びXTSリニア搬送システムの導入例」、ExOne横山謙次氏が「ExOneの導入例」を紹介した。