ケル(高橋和良社長)は、極細同軸ケーブル対応、0・25ミリピッチ超小型コネクタ「XSLSシリーズ」(スタック接続タイプ)に40極タイプ=写真=を追加した。初年度の販売数量は、基板側/ケーブル側コネクタのペアで400万個を計画している。
スタック接続タイプにすることで、従来の「XSLシリーズ」に比べ基板占有面積を56%削減でき、またコネクタ底面を樹脂で覆うことで、コネクタ直下部にパターンの配線が可能となり、更なる基板の省スペース化を実現できる。
さらに、嵌合時のスタック高さ1・44ミリと低背化も実現しながら、有効嵌合長0・31ミリを確保して接続信頼性も高めている。
XSLSシリーズは、伝送特性に優れた極細同軸ケーブル(AWG#42、AWG#44、AWG#46)に対応しており、基板間で自由度の高い接続レイアウトができるため、ケーブルを束ねることにより、ヒンジ部などの細管にも通すことが可能になる。しかも、ディスクリートケーブルにも接続が可能であり、より選択の幅を広げている。