三菱電機は、中国での放電加工機・レーザー加工機・数値制御装置(CNC)などの産業メカトロニクス製品のアフターサービス体制強化として、サービス部品(保守部品・消耗品)の調達・修理・販売を行う新会社「菱電工機技術(大連)有限公司」(木全忠司社長)を今年7月に設立、10月から営業を開始した。新会社は、2015年度に売上高15億円を目指す。
新会社は、同社子会社で国内のサービスを提供している菱電工機エンジニアリング(名古屋市)の蓄積されたサービスノウハウを中国に水平展開する。また、中国生産品用保守部品のグローバル供給拠点としても活用していく。
資本金は3000万元で、菱電工機が70%、三菱電機などグループで30%を出資した。従業員数は約20人。
中国では、現地での需要増加と日本・台湾・韓国企業等の進出に伴い、放電加工機・レーザー加工機・CNC工作機械の設置台数が増加しており、今後アフターサービス対象台数の大幅な増加が見込まれている。