因幡電機産業が発売しているリチウムイオン蓄電池「G―LiFeセーブ」(型式GAA24―2300M―HJ)が、このほど経済産業省の2011年度「定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金」制度における補助対象機器に採択された。これにより個人100万円、法人1億円を上限とし、機器費の3分の1が一般社団法人環境共創イニシアチブから補助される。同社では今後、個人・法人の最適な節電システム導入支援や、補助金活用の提案を活発化させていく方針である。
G―LiFeセーブは、高い安全性と急速充電、高出力を実現した大容量の蓄電池で、ピーク時の高い電気代をカットし、停電時の電力を確保する。
リン酸鉄を用いたリチウムイオン二次電池を採用。家庭用コンセントから2・3kWhの大容量電気を急速充電し、1・5kWの高出力で複数の機器が同時に使用できる。キャスター付きで移動や持ち運びが便利である。
定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金とは、環境共創イニシアチブ(SII)が指定する、定置用リチウムイオン蓄電池の導入を行う一般家庭や事務所などに、導入のための経費(蓄電システム費用、工事費用)の一部に対し補助金を交付するもの。
因幡電機産業は、蓄電池やエネルギーマネジメントシステムの提供を通じ、「常時節電」をテーマに事業活動を行っている。G―LiFeセーブは、今回の補助金対象と同時に、国際的な第三者認証機関テュフラインランドジャパンが発行する安全基準認証「TUV―Sマーク」も取得した。
さらに、同社のホームエネルギーマネジメントシステム「エムグラファー」も経済産業省の「HEMS導入事業」で補助対象機器に採択されており、今後同社では、個人・法人の最適な節電システム導入支援や、補助金活用の提案を活発化させていく方針だ。